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千日回峰行

自分だけが、毎日つらい思いをしている。そんな時にもっとつらいことをしている人を考えて自分が楽になるというのも一つの方法だと思います。今回は「千日回峰行」ということをしている人のことを考えてみます。ご存じですか。「せんにちかいほうぎょう」と読みます。これは、比叡山延暦寺の修行です。千日あまり、山の中を巡拝する行です。実際には1000日連続してやるわけではなく、七年間かけて行うそうです。一年~三年は100日、その次の二年は200日。これで700日です。この後に九日間の「堂入り」という行があります。これは、九日間、断食、断水、断眠のまま行を続けるというものです。わかりますか、断水です、水を飲みません。断眠です。眠りません。これは本当にキツイですよね。これは人間の生理学、医学の常識を越えています。精神に異常をきたすのではないでしょうか?災害では72時間が分岐点と言われますよね。生死の境が72時間なんです。つまり、三日です。これは九日です。その三倍です。死んでもおかしくないです。これは、体力だけでは、成し遂げることはできないです。この行は比叡山が信長に焼かれてから今日まで、五十人しか成し遂げていないそうです。この行に出発する行者のふところには、一本の縄と小刀がおさめられているそうです。これは、もし途中で、体力、気力がつきた場合は、自分で首をくくるための縄だということです。死んだ方が楽といえる行といえるのではないでしょうか?もし、毎日がつらいなあと思ったときこの千日回峰行を行っている人を思いおこしてみてください。たぶんこれよりはつらくないですから。また、ある千日回峰行達成者の、食事の献立を見て愕然としたと五木寛之さんは述べていますが、それは、塩ゆでのジャガイモ2個、豆腐半丁、うどん半皿、それを1日二回食べるだけで、千日を過ごすのだそうです。ダイエットとか栄養学とか全く関係ないです。超越してます。ちなみにこれは「元気」五木寛之著を参考にしました。