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もう怒らない

「もう怒らない」幻冬舎(小池竜之介)お寺の住職の書いた本です。私個人がよいと思ったところをまとめて以下に述べます。興味を持った方は是非実際の本を手にとってみてください。怒ってしまったときは、抑圧でも発散でもない第三の道を選びましょう。それは、怒りの感情を客観視して穏やかに受け入れるという道です。それは、自分を第三者的に見るということですね。自分の心を「あー今怒っていますね、君は」と見つめて、心が怒りに占領されている有様を冷静に見るとい方法です。そうすると、「見つめている自らの心」と「見られている怒り」とが切り離されて、あたかも急激に酔いが冷めたかのように怒りが静まっていきます。やり方。例えば、他人の言葉や口調に腹が立ってきたら、その怒りの中身をカギカッコに入れて、「あんな言い方やがってと思っていますねあなたは 」と心に念じます。つまり、怒りの中身をカギカッコに入れて、<~と思っている>と心の中で念じるのです。怒りの中身を<~と思っている>と唱えていると、その感情が事実ではなく、単に自分の頭の中につくりあげられただけの考えにすぎないことに心がハッと気がつきます。「なーんだ。(~と思っている)だけの脳内の幻なのだ」と気づきます。それを、畳かけるように二度、三度と同じ言葉を念じていると、赤ん坊が駄々をこねるように怒っている自分というみっともない現実を受け入れられるようになります。このように怒りと自分を切り離してしまうことで、怒りは完全におとなしくなり、消滅していくのです。次に今この瞬間に意識を釘付けにする自己コントロールの鍛え方です。基本的には歩行瞑想ですが、禅では歩行禅というようです。歩いているときに、足の感覚に意識を向けて、「今右足が地面に着いた。「離れた」というようにやっていきます。雑念が、たとえば、欲や怒りなどが次から次へとやってきます。そうしたら、逸らす→戻る→逸らす→、このようにめげずに繰り返します。これで集中するための基礎的な筋力が身に付いてきます。そうして身体感覚にぴったり、意識を寄り添わせることができようになると、心が頭の中に引き込まれなくなり、無益な思考の回転が止まります。「ありのままの実感」と「頭の中だけの思考」は両立しないので、現実の実感に意識がとどまるにつれ、欲や怒りの雑念に意識がさまようことがなくなります。次に仕事などをやるときの考え方ですが、仏道ではしばしば「食べたいと思う必要はなくただ食べればよい」と考えるそうです。仕事に関しても「仕事をしたい」「仕事をしなくては」では、なくただ「仕事をする」早く終わらせて、飲みに行こうだとかもダメです。一瞬間、目の前のことだけを一つ一つ確実にやる。「ただ仕事をする」「無心になって働く」という心が空っぽの状態、空の状態です。この状態が維持できれば、このうえない充実感を味わえるとともに、仕事のモチベーションを維持することが可能になります。この本から得たもう一つのコツ。瞑想や座禅で雑念が出てきたときそれを欲望から出た雑念であれば、「欲の苦」怒りからの雑念であれば、「怒りの苦」と繰り返し念じる。そうすると、自分は欲や怒りのせいでこんなにしんどくなっているのかと実感し、意識の自浄作用が働いて、不快感が自動的に弱まっていきます。